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薩摩から長州を経て、

 オー・ド・レイは

  今歌人としてリボーン!

令和6年2月28日 岩つつじの丘 

野阜(のづかさ)の 頬を染めにし 岩ツツジ
病む吾(わ)が面(おもて)     
色与へなむ

野の小高い丘を

塗り替えゆく

岩ツツジ達。

その景色を愛でている

の頬は

病み上がりで青白い。


岩ツツジよ、


その鮮やかな色を

私の頬にも

与えて欲しい。

岩ツツジの短歌 初句は当初「山肌の」としていました。この短歌を読んだ感想を上司に求めたところ違和感があるのことでした。調べてみると山肌は土、岩の露出している山の中腹という意味でした。野原で小高い丘になっている所という意味では「野阜(のづかさ)」という古語が相応しいようでした。 また、結句の「色与へなむ」ですが「なむ」を相手への願望「~してほしい」で使うときは、願望の終助詞で未然形に接続ということを学びました。「なむ」にはそれ以外に、完了、強意の助動詞「ぬ」の未然形+推量、意志の助動詞「む」の終止形で連用形に接続がありました。さらに、係り結びで強調の表現に使われる係助詞、連体形に接続等もあることを再学習しました。遠い道のりですが、基本をしっかり身に付けて、やがては俵万智さんのように、口語で自由に歌を詠めるようになります。