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菜種梅雨の晴れ間に
訪れた梅園
私の足元には
季節の役目を終えた
落梅が散っている。
しかし、その花弁には
炭火が
徐々に消えゆくように
薄紅色が残っている。
落梅よ、幾星霜経てなお
再び梅の腕に抱かれよ、
そして、再び咲き誇れ。
私の心で
決して消えることのない
火のように。