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薩摩から長州を経て、

 オー・ド・レイは

  今歌人としてリボーン!

令和6年2月26日 藤川天神の落梅 

落梅よ 幾世経てなほ 咲き誇れ
永久(とわ)に消ええぬ
吾(あ)が火のごとく

菜種梅雨の晴れ間に

訪れた梅園

私の足元には

季節の役目を終えた

落梅が散っている。

しかし、その花弁には

炭火が

徐々に消えゆくように

薄紅色が残っている。

落梅よ、幾星霜経てなお

再び梅の腕に抱かれよ、

そして、再び咲き誇れ。

私の心で

決して消えることのない

火のように。